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楽しみは 朝起きいでて 昨日まで 無かりし花の咲ける見る時

  • 親子健康手帳普及協会
  • 2 日前
  • 読了時間: 2分

楽しみは 朝おきいでて 昨日 まで 無かりし花の咲ける見る時

乳幼児編の扉絵では、橘曙覧(たちばなのあけみ)の歌を引用しました。この歌は、日々の小さな喜びを「たのしみは」で始め「~とき」で結ぶ独特の形式で詠んだ連作短歌「独楽吟」の冒頭を飾る歌です。朝きて庭に新しい花が咲いているのを見つけた喜びを描いた、日常のささやかな幸せを象徴する名歌です。清貧なくらしの中で、自然の端々しい変化に心を動かされる情緒が表現されています。

橘曙覧は、幕末期(1812~1868)の歌人・国学者です。福井藩出身、清貧の生活を愛した歌人として知られています。

赤ちゃんの成長には、個人差があります。ついついほかの赤ちゃんの成長が気になりますが、ひとりひとりそれぞれの赤ちゃんの日々の成長を楽しみましょう。初めてわらった、立った、歩いた、親の喜びは尽きません。

余談ですが、この歌は、1994年6月、天皇皇后両陛下(現在の上皇ご夫妻)が国賓としてアメリカを訪問された際、ホワイトハウスの南芝生で行われた歓迎式典でクリントン大統領がこの歌を英語で披露しました。” What a delight it is when, of a morning, I get up and go out to find in full bloom a flower that yesterday was not there.

スピーチで大統領は、この歌を「日米両国民の進歩と友情が育まれていくだろうという見通しをもたらしてくれる」と表現し、両国の新しい友好の「花」を共に咲かせていこうと呼びかけました。ホワイトハウスのスタッフが、ドナルド・キーン氏が編纂した「日本文学選集」の英訳を見て注目し、大統領も共感したことで採用されました。

橘曙覧歌集 1942年刊 白崎秀雄編(福井県出身)から引用しました。





 
 
 

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